

スーパーサーフ処理とは
スーパーサーフ処理とは、サーフ処理の改良型の処理で、性能はサーフ処理と同レベルですが最表面に特殊な酸化皮膜を形成することで、高温域での鉛フリーはんだによる浸食遅延効果を増大させた処理です。400℃以上での使用環境で十分な浸食性の効果が得られなかった場合はスーパーサーフ処理をお薦めします。
従来処理との浸食量比較試験


浸食試験後写真(342時間後)
使用はんだ | 温度条件 | 試験時間 | 試験方式 |
---|---|---|---|
Sn-3Ag-0.5Cu | 500℃ | 342時間 | 回転方式 60rpm |
特徴
■400℃以上の鉛フリーはんだに対し、大きな耐浸食性を示します
■複雑な形状や細穴、深穴にも均一な処理層が確保できます
■寸法変化や変形が少ない
■光反射防止に優れています
■1200HVと高い硬さが得られます
使用目的
■浸食防止
■耐摩耗性向上
適応分野
■電子部品
■画像処理関連
主用途例
■鉛フリーはんだフロー槽
■鉛フリーはんだディップ槽
■鉛フリーはんだ製造周辺機器
■画像認識用部品
スーパーサーフ
巻き線機等の高温はんだディップ槽・治工具、高温の非鉄溶融金属治工具
さらに長寿命化を計りたい、はんだ治工具・はんだ槽等に!